会社を1人で作るためには、公証役場で定款を作り、法務局で登記する必要があります。
本記事では、「法務局で登記するためにはどうすればいいのか?」について書いていきます。公証役場での立ち回りについては前編をご覧ください。
これから会社を作ろうとしている人はぜひ参考にしてみてください。
それではどうぞ。
法務局に行く前にやった事
法務局で登記すると言っても、実際にやるとなると何から手をつけていいのかさっぱり分かりません。
ここでは、「まずはじめに何をしたのか?」について書いていくわけですが、それについては以下の2つ
- ひたすらYouTubeみたり、ググった
- 法務局に電話した
事が大きく前進したのは2番の法務局に電話した時ですが、YouTubeをみたりしてもヒントになる事は沢山ありました。
それでは1つずつみていきましょう。
1.ひたすらYouTubeみたりググった
まずはじめにやった事は、YouTubeみたりググったりして「どうすればいいのか?」をほぼ1日使ってひたすら考えました。
結果、残念ながら何かが前進する事は一切なかったのですが、分かったことはいくつかありました。
その1つが「司法書士にお願いして登記をやってもらう」というものです。これについては、お願いするだけで全てやってくれるので1番簡単な方法だと思いますが、お金がかかります。
費用については、5〜15万ほどかかるそうです。
いくつかの書類を制作したりと時間はある程度かかってくるので、費用があり、かつ自分の事業に時間を使いたい人は、司法書士に依頼する選択肢はありだと思います。
もう1つは、様々な企業がやっている「かんたん会社設立」のサービスを使う方法です。これは、画面に沿って操作するだけで必要な書類ができ、登記申請もオンラインで完了してしまうというもの。
オンラインで完了してしまうので、いちいち法務局まで行く必要がありません。
その2つについては分かったので、いっその事専門家に頼もうか、企業のサービスを使おうかといろいろ悩んだのですが、一旦自分でやってみようと思い自分でやれる方法を探しました。
自分で準備できる書類としてなんとなく分かったのは、払込証明書です。
これは、資本金の払込があった事を証明する書類で、ネットで検索すると無料でダウンロードする事が出来ます。書き方は、定款に書いてある事をそのまま書くだけなので簡単です。
あとは、資本金が振り込まれたと分かる通帳のコピーを取って完了です。
はじめは会社の口座はないので、あなたの口座に資本金分の額を預け入れしても何も問題ありません。
まぁできたことといったらそのくらいで、結局法務局に電話をすることにしました。
法務局に電話した
「分からなくなったらとりあえず電話だ!!」という相変わらずのだらしない根性で法務局に電話すると、どうやら予約を取って窓口に行き相談を受けることができることがわかりました。
もちろん予約を取り、後日法務局へ行くことに。
いざ法務局へ
開始時間近くに法務局に行くと担当の人が登場し、すぐに話し合いが始まりました。持ち時間は確か30分くらいだったと思います。
基本的には必要な書類やその書類の書き方について一方的に話を聞く形になりますが、気になることがあれば途中で質問してもどんな些細なことでもちゃんと説明してくれました。
一気に説明を受けるので覚えるのが大変です。できるだけメモを取るようにしましょう。
やるべきことを聞いたら、登記のために必要な書類を揃えていきたいと思います。
法務局に提出するために必要なもの
登記のために必要なものは以下の5つ
- 印鑑証明
- 定款謄本の全コピー
- 印鑑届書(できれば会社用の印鑑がいい)
- 収入印紙(15万円分)
- 白紙の紙に必要事項を全て記入した紙(Wordで作成)
これさえ揃えてしまえばあとは提出するだけで設立完了になります。
それでは1つずつ解説していきます。
1.印鑑証明
印鑑証明はコンビニで取れるので、マイナンバーカードだけ忘れずに持って行くようにしてください。
2.定款謄本の全コピー
定款謄本の全てのページをコピーします。
全てコピーし終わったら、原本と同じようにホチキスでとめて準備終わりです。
3.印鑑届書(できれば会社用の印鑑がいい)
印鑑届書には、必要事項欄に記入するのと登録する印鑑を押します。
印鑑のサイズは1センチ以上のものにしないと認めてもらえないので気をつけましょう。
4.収入印紙(15万円分)
収入印紙は法務局で買えるので、現金15万円を用意しておけば大丈夫です。
5.白紙の紙に必要事項を全て記入した紙(Wordで作成)
これについては、法務局に1度相談に行くともらえる必要事項が書かれた冊子があるので、それを元にWordで作成する形になります。
法務局提出時に注意すること
法務局側は書類を受け取るだけなので、登記申請日までに全てのものを準備しておく必要があります。
もし何か足りないものがあれば提出することができないので、「この日を設立日にしたい!!」と考えていてもそれが叶わないかもしれません。
そうならないように、あなたの決めた設立日までに必ず揃えるようにしてください。
まとめ
法務局での登記申請について書きましたが、少しは参考になりましたか?
必要事項の記入については細かいとこまで書いていないので全く分からないと思いますが、法務局に相談に行くと分かるので必ず1度相談に行くようにしてください。
必要な書類は、提出当日までに全て揃えておくようにしましょう!!
もし提出した書類に不備があって、あとから修正することになっても、提出さえ終わっていれば提出日が会社の設立日になります。
会社の設立日は、あなたにとって大事な日になると思いますので、当日までに不備がないように入念に準備を進めていきましょう。
無事に会社を作ったらそこからが本当の本番です!!こんなとこでつまずいてる暇はありませんよ。
それではまた