まずはじめに結論を言ってしまうと、会社は誰でも作る事が出来ます。
なぜなら、何も知らないど素人の僕でも会社を作る事が出来たからです。
とは言ってるものの、この記事を書いてる今は、まだ会社を作る事は出来ていません。作ったていで書いています。単なる備忘録です。
具体的にどうやって作ったのかについて詳しく書いてくので、「これから会社を作りたいけどどうしたらいいかさっぱり分からない!!」というあなたは、ぜひ参考にしてみてください。
それではいきます。
会社を作るためにまずやったこと
ここでは、「会社を作るために1番はじめにやったこと」について書いていきます。
はじめにやったことは以下
- とにかくググった
- とにかく足を使った
それでは1つずつ解説していきます。
1.とにかくググった
はじめて会社を作るとなればもちろん何も分かりません。何も分からない中でとりあえず出来る事と言えば、ググることです。
それっぽいワードを入力し、ひたすら検索します。
ここでの挫折ポイントは、難しい言葉です。
ググれば会社の作り方的なノリのサイトはいくらでも出てきますが、難しい言葉がいっぱい並んで書いてあるので、正直読む気すらなくなるレベルです。
そんな中何となく読みあさっていると、「オンラインで書類を書いて提出」みたいな事が出来る事が分かったのでさっそくやってみようと思ったのですが、それに使う書類データをなぜかダウンロード出来ず途方に暮れます。
そのダウンロード用の書類がWordとなっていたのですが、どうやら僕のMacBook Airには「マイクロソフトのライセンスがない」となってしまい手に入れる事が出来ませんでした。
これは後々解決したのですが、この時点ではとりあえず諦めて、実際のそれっぽい店舗に行ってみる事にしたのです。行けば何か分かるだろうと。
2.とにかく足を使った
頭で考えて分からないものはいくら考えても無駄なので、人間誰しも付いている足を使うことにしました。
つまり、店舗に行ってそこにいる人に直接聞いてしまおうという事です。そうすれば、家で1人で考えているよりは少しは話が前に進むと考えた訳です。
まぁ、「面倒くさいから専門家に教えてもらおう」というあまりにもズボラな考えなんですけどね。
とはいえ、一体どこに行けば良いのかも分からないので、これまた自分でそれっぽい事をググって調べた訳です。調べた結果、法務局という場所に行くといい事が分かったので、無数にある法務局から自分の家から近くにある法務局を探して早速行ってみる事にしました。
Googleマップを頼りにたどり着き中に入り「会社を作りたいのですが、どうすれば良いですか?」と聞くと「ここではありません」と言われました。どうやら、公証役場という所に行かなくてはならないようです。
言われた通り公証役場にたどり着き、中に入り、会社を作りたいと聞くと、親切丁寧にどうすれば良いか教えてくれたのです。
会社を作るために必要なもの
ここでは、会社を作るために必要なものについて書いていきます。めっちゃ簡単なので、この機会にぜひ覚えてみてください。
必要なものは以下の3つ
- 定款(3部)
- 実質的支配者となるべき者の申告書
- 印鑑登録証明書
- 顔写真付身分証明書
- 収入印紙(4万円)
1はていかんと読み、学校の規則みたいなやつで、2は単なるあなたの申告書です。どちらも大したことないので、絶対難しく考えないでください。
それでは1つずつ解説していきます。
1.定款
定款は、会社の決まりの事です。学校にある校則(髪を染めてはいけません)や憲法(第何条)のようなものと思ってもらって構いません。
この会社の決まり事を作らないと会社を作る事が出来ないんですね。ただ、そんな事を言っても「そんなもんどうやって作ればいんだよ、、、」と途方に暮れてしまうと思います。
いくら何でも「1から自分で作れ」なんてそんなハードルの高さはないので安心してください。すでに完成された定款があって、そこに書いてある文章を少し変えれば完成します。
電子定款というものがあり、それを使うと5番で必要な収入印紙(4万円)が必要なくなります。
2.実質的支配者となるべき者の申告書
実質的支配者となるべき者の申告書は、あなたの身分証明書です。
単純に名前や住所などを書いて提出するだけで終わりです。特に難しい事は一切ありません。
3.印鑑登録証明書
印鑑登録証明書は、印鑑を登録した時にもらえる証明書です。
4.顔写真付身分証明書
顔写真付きの身分証明書が必要なので、運転免許証やマイナンバーカードを用意しておく必要があります。
5.収入印紙(4万円)
4万円の収入印紙が必要になります。あらかじめ入手しておきましょう。
電子定款にすると収入印紙(4万円)が必要なくなります。
必要なものの入手方法
ここでは、必要なものの入手方法、つまり「どうやって手に入れるのか?」について書いていきます。
定款と実質的支配者となるべき者の申告書の入手方法
定款と実質的支配者となるべき者の申告書の入手方法は同じで、これはどちらも日本公証連合会のサイトから無料でダウンロードする事が出来ます。
定款においては、ダウンロードしたものをPCで入力するしかないですが、実質的支配者となるべき者の申告書は、ダウンロードしたものをネットプリントなどを使ってプリントアウトし、その紙にペンで手書きする事も出来ます。
印鑑登録証明書の入手方法
印鑑登録証明書は、お近くの区役所で入手する事が出来ます。その際に印鑑が必要なので、持ってない場合は先に作っておく必要があります。
印鑑に関しては、印鑑屋さんに行ってわざわざ掘ってもらっても良いし、ロフトなどに行ってあなたの名前の印鑑を探し、買って来ても大丈夫です。
区役所に行ったら印鑑証明と書かれたとこがあるのでそこに行くか、分からなかったら従業員の方に聞いてみると優しく教えてくれるので、安心して行ってみてください。
収入印紙の入手方法
収入印紙の入手方法は簡単で、郵便局の窓口で購入する事が出来ます。
支払いに関しては現金のみとなっているので、持ってない人は先に準備してから行くようにしてください。
必要なものの記載方法
ここでは、必要なものの記載方法について書いていきます。
記載方法については以下の2つ
- 定款
- 実質的支配者となるべき者の申告書
それぞれ分かりやすく解説していきますのでご安心を。
1.定款の記載方法
定款の記載方法については、日本公証人連合会のサイトの下にある定款等記載例のダウンロード出来るWordとPDFの1番右にある【補足説明付き】と書かれたPDFをダウンロードすると、記載するにあたって必要な部分だけ「こうすればいんだよ」という補足説明が書かれた定款例が表示されるので、それを参考に書くと簡単に終わります。
記載が終わったら、あなたの近くの公証役場に定款を添付したメールを送信し、ちゃんと出来ているかどうかを確認してもらってください。
メールアドレスは公証役場で教えてくれるので、先に聞くのを忘れないようにしましょう。
もし間違った記載があったら公証役場より細かい指摘があるので、OKが出るまでやり直す必要があります。指摘はとても分かりやすいので、安心して大丈夫です。
公証役場よりOKが出ると、定款は完成になります。
2.実質的支配者となるべき者の申告書の記載方法
実質的支配者となるべき者の申告書に関しては、あなた自身で見ても十分記載出来ると思いますが、不安になる部分もあると思うのでfreeeのサイトにある実質的支配者となるべき者の申告書の記入例を参考に書くのが良いと思います。
あとは、あなたの近くにある公証役場に実質的支配者となるべき者の申告書を添付したメールを送信し、確認してもらってください。
もしプリントアウトした紙にペンで書いた場合は、その紙をスキャンアプリでスキャンしメールに添付して送ってください。
間違いなどがあった場合は返信で教えてくれるので、その通り書き換えましょう。
プリントアウト手書きにしてしまうと間違いがあったらその都度印刷代がかかってしまうので、出来ればPCで入力した方が良いと思います。
必要なものの提出方法
ここでは、必要な書類の提出方法について書いていきます。
まず結論から言ってまうと、「公証役場に持って行って提出する」です。
理由は、認証日に原本が必要だからです。
もう少し具体的にお話しすると、書類を公証役場に持って行くのはいつでも良いわけではありません。あらかじめ認証日を予約する必要があります。
認証日の予約のやりとりはメールでします。その際に、あなたの都合の良い日を先に伝え、その日にいけそうなら時間の指定とともにOKメールが届きます。
予約が出来たら認証日に必要なもののリストが送られてくるので、それを全て用意して当日持って行くようにしてください。
認証日に必要なものを持って公証役場に行った結果
結果から言ってしまうと、正式に認証されました。
大まかな流れとしては、必要なものを全て渡し、あとは呼ばれるまで待機するだけ。呼ばれたら担当の公証人の方のお話を少し聞いて無事認証となります。
かかった時間としては、1時間くらいだったと思います。
定款を1部しか持って行かなかった時の対処法
認証当日は、定款3部必要になります。
これについては、認証日に持って行くものリストにしっかりと書かれているのですが、僕は何を勘違いしたのか1部しか用意してませんでした。
1部しか用意してなかった事に気付いたのは役場の方に言われてからだったので、その場でとっさに「今からプリントアウトして来ます!!」と言ってコンビニにダッシュしました。
印刷して戻って来ると、その場でホッチキスどめ印鑑押しをし、無事に定款3部を用意する事が出来ました。
認証当日は何があるか分からないので、その場で対処出来るように印鑑などは必ず持って行くようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
前編の定款認証までは、そんなに難しい事なく完了出来ると思います。
少し苦戦するとこがあるとすれば定款の書き方だと思いますが、公証役場の方にメールすると全て確認して教えてくれるので、特に問題なく進めるはずです。
僕個人的には、後編の法務局登記の方が圧倒的に苦戦しております。こちらについては進み次第記事で書いて投稿する予定なので、もうしばらくお待ちください。
何事においても、新しい事に挑戦するとはじめは分からない事ばかりで大変ですが、毎日刺激があり、逆に楽しく有意義に感じる事も多くあります。
「会社作りたいけどなんか難しそうだから、、、」とあきらめてしまう前に、1度、1歩踏み出して、会社を作ってみるのも楽しいと思います。
その際に、この記事があなたの役に少しでもたってくれたら幸いです。
それでは後編でまた会いましょう!!